Insight Global事例:バラバラだったグループ管理システムを一本化

クライアント概要

本ケースのクライアント企業様は、自動車部品の開発、製造、販売を行う会社です。ヨーロッパと東南アジア地域との取引が多く、現地に複数の子会社があります。この会社は、質の高いカスタムメイドパーツが評価され売上を伸ばしてきましたが、海外子会社を含めたグループ全体の管理体制の不備が課題となっていました。そこでグローバルジャパンが開発した「Insight Global」を導入し、DXで業務改革に取り組みました。では、Insight Global導入で、どのような成果があったのか次章で見てみましょう。

課題

●課題1 業務ごとにバラバラの管理体制
この会社では、会計のみ、国内大手が提供するシステムを導入していましたが、それ以外の販売・生産・在庫などの管理はシステム化されておらず、Excelで処理していました。最初はそれで問題は無かったものの、海外子会社との取引件数が増え、言語や時差などが障壁となった事もあり、次第にExcelで手作業に限界を感じるようになりました。現地子会社から本社への月次報告も遅れ、時には数ヶ月遅れになるケースが散見されるようになりました。


●課題2 海外子会社を含めたグループ全体の管理体制の不備
この会社では、海外展開を積極的に推進しており、短期間で多くの海外子会社を設立しました。しかし、売り上げが順調に伸びる一方で、海外子会社管理に適切に行うシステムが構築されておらず、特に下記の作業が海外事業部や財務部の疲弊させていました。
・海外子会社のタイムリーな状況把握ができず、売上・在庫・キャッシュフローの管理ができない。
・為替変動への対応のため、後で追加資料を作成しなければならない。
・社内にバイリンガルがほとんどおらず、現地からの報告を翻訳するために膨大な時間がかかる。バイリンガルスタッフに負担が偏る。

 

 

導入成果と機能

Insight Global導入後の一番の変化は、海外対応作業が大幅に軽減され、効率化が進んだ点です。導入以前は、財務部は決算や経営者会議の前には長時間労働をせざるを得ない状況でした。しかし現在では残業が減り、ワークライフバランスを実現するなど、大きな成果が出ています。

では、このような成果をもたらしたInsight Globalには、どのような機能があるのでしょうか?
Insight Globalの特徴は、社内に蓄積された凡ゆるデータをタイムリーに収集・分析。その結果を即時確認できることです。また、お客様の業種や部門に応じ、柔軟性にカスタマイズできる点も特筆すべき点でしょう。
この会社の場合は、下記のような機能をつけ、海外を含めたグループ全体の管理をスムーズに行うよう設計しました。

・自動で為替変動に対応:各国の為替変動を自動で計算。 
・多言語翻訳の自動化:外国人スタッフが、本社に頼らず、母国語や英語を使って作業を進められるようになった。本社・現地間の問い合わせ作業も減り、双方の負担が軽減。
・損益計算書:全拠点、全期間の損益を即座にチェック
・売り上げ管理:全拠点の売り上げを包括的に管理。例:見積入力、受注入力、出荷指示、売上報告など
・在庫管理:国内外の工場、倉庫、店舗など、あらゆる拠点の在庫を一つの画面で管理。例:納品書、入出庫確認、実地棚卸
・販売分析:国内外の販売傾向を分析。迅速な販売戦略の立案に貢献。
・キャッシュフロー管理:売掛金、支払、入金予定が一目で分かる。各国の銀行口座の残高も毎日更新・確認。不自然な資金の流れも見逃さず、ガバナンスが強化。

まとめ

「DXを始めたいけれど不安」、「スタッフの反発がありそうで踏み出せない」など、新しい一歩を踏み出す時、不安や戸惑いは付き物です。
しかし、そのような場合でも、グローバルジャパンなら大丈夫!弊社には、システム導入前に行う「DX研修」があり、海外ビジネス経験の豊富な専門家が実際に役立つDX運用術を丁寧にお伝えして参ります!
研修は、ワークショップやディスカッションを交え、楽しくライブ感のある内容となっておりますので、DX初心者の方でも安心してご参加いただけます。
「もっとグローバル経営力を上げていきたい!」とお考えの経営者の皆様、ぜひ、グローバルジャパンとワンチームで業務改善に挑戦してみませんか?