グローバル経営管理ツール「化粧品メーカーの海外子会社管理  後編:在庫管理」

今回は、「化粧品メーカーの海外子会社管理 前編:グローバル経営管理ツール活用術」に引き続き、後編として、同クライアントの海外子会社の在庫管理についてお話しします。

クライアント課題

1.グローバル経営管理ツールI導入以前は、在庫管理は手作業や目視、その報告もFAXやメールで行なっていました。そのため、報告を受けてすぐに工場で生産しても、出荷する時には状況が変化し、欠品や過剰在庫が出てしまうという問題がありました。

2.「どの国に、どの商品を、どのくらい売るか」などは、前述の在庫データに加え、過去のデータや経験を参考に社長が決定していました。しかし、膨大なデータを把握する事は難しい上、主観が入ってしまう事もあり、データをより客観的に分析する必要性がありました。

その解決策として、タイムリーに在庫情報を確認する機能と、AIにより適正在庫を算出する機能をダッシュボードにつけるご提案を致しました。

Power BI導入後の成果

成果1.グローバル経営管理ツールのダッシュボード上に、「どの国で、どの商品が、どれだけ売れたか」をタイムリーに確認できる機能を搭載する事で、常に最新の在庫情報を把握し、適正在庫を保つ事が可能になりました。全員が統一された情報を共有できるため、無駄を省き、より大きな利益を生み出す働き方をする事が可能になります。

ここでは海外子会社の在庫管理を例に挙げましたが、このシステムは様々な業態に応用する事が可能です。例えば、多数のチェーン持つアパレル企業では、客の欲しい色やサイズがない場合、他店から取り寄せする事があります。その問い合わせは、在庫を多く持つ本店に集中するため、本店の負担が大きくなりがちです。しかし、ダッシュボードで他店の在庫情報を確認する事ができれば、本店スタッフに頼らずお客様に商品を届ける事が可能になります。また、小売店では、過剰在庫・欠品などがある場合に店舗間の商品を移動させますが、これもスムーズに行えるようになるでしょう。


成果2. AIで客観的な判断と、新しい知見を
これまでは、過去のデータや経営者の経験から生産調整を行なってきましたが、スピード感と客観性に欠ける事が問題となっていました。
しかし現在では、AIが膨大なデータを分析し、「例年○月に上海でこの化粧水が売れているから、前もって生産数を増やしておくべき」という客観的な分析に基づいた知見が得られるようになりました。最終的に判断するのは経営者ですが、信頼性の高い情報を得られた事で、より明確な経営ビジョンが描けるようになりました。

この他にも、グローバル経営管理ツールではAIによる様々なソリューションをご提案できます。例えば、Twitterのつぶやきから、自社ブランドの評判や好感度などを読み取りマーケティングに活用する。気温・湿度・天気などの外部データと、自社の売り上げデータを組み合わせた情報を元に将来の製品需要を予測し、生産調整することも可能です。

このように、グローバル経営管理ツールを活用することで、これまで眠っていたデータが様々な形で展開し、企業の活性化に繋がる事がお分りいただけたかと思います。最新のグローバル経営管理ツールツールは大企業だけのものと思われがちですが、弊社では中小企業にこそグローバル経営管理ツールツールを活用し、更なる飛躍を遂げていただきたいと考えております。弊社では、お客様のご要望を詳しくお聞きし、最適なソリューションをご提案させていただきますので、いつでもお気軽にご相談ください。