今回のクライアント企業様は、従業員数80名。東南アジアとインド2ヶ所に拠点を持つメーカーです。創業以来、順調に売上を伸ばし、海外での新たな事業立ち上げを検討していました。
しかし、「今後もコロナのような不測の事態が起こらないとも限らない。新規事業立ち上げを機にグループ全体を見直し、多少イレギュラーな事が起きてもしっかり対処できる経営計画を作りたい。」とご相談にこられました。
そこでグローバルジャパンは、弊社開発の経営管理ツール「Insight Global」を活用しながら、グループ全ての経営数字の見える化を図り、事業ごとに綿密な経営計画を立てるプランをご提案いたしました。
Insight Global導入後の成果
●正確なデータを基に、スピーディーに経営計画を作成できる
この会社では、以前からexcelで短・中・長期の経営計画を立ててはいました。しかし、各拠点から収集されるデータはミスが多く、不確かなデータを基にした経営計画には一抹の不安を抱えていました。加え、excelでの計画作成は非常に手間がかかり、スタッフの負担となっていました。
しかし、Insight Global導入により手作業が減り、ヒューマンエラーも激減。信頼性の高いデータを基に、スピーディーに経営計画を作成できるようになりました。
●精度の高いシミュレーションが可能
Insight Globalには、精度の高いシミュレーション機能が搭載。社内に蓄積された膨大なデータから予測を立てて、最適な予算編成が提案されます。また、条件を変えてシミュレーションするWhat-if分析では、例えば、どの時点でどのくらい現金を持っておくべきか、赤字はどのくらいの期間なら問題ないか、売上を倍にするにはどれくらい人員が必要か、どんな投資が必要かなど、様々なケースを想定する事が可能になりました。
以前は計画が甘く、人員を増やすぎて固定費が増加し、数年で資金繰りが悪化してしまったプロジェクトもありましたが、シミュレーション機能を活用するようになり、そのような事態は回避されるようになりました。
●見えにくかった数字も全て生かす!
「経営数字の見える化」と言うと、まずは売上や資金の流れに目が行きがちです。しかし、会社の安定的な運営には、従業員の数、年齢構成、育休や介護休暇取得者数など、一見あまり経営に重要なさそうなデータの把握も重要になってきます。この会社では、退職・休職予定者や復職予定者の把握が以前よりスムーズにできるようになり、異動や採用の調整が格段に立てやすくなりました。
●情報共有で、スタッフの意欲が向上
Insight Global導入後、経営陣が全スタッフに売上や経常利益を公表し、今後の経営計画を示す会を開催するようになりました。目標数値が具体的に示されるようになり、これまで経営に関わった事のないスタッフにも当事者意識が芽生え、自ら何をすべきか考えて行動するようになりました。
Insight Globalは、Excel ベースの画面と操作性なので、普段 Word や Excel を使い慣れている人であれば、少しのトレーニングでデータ分析が可能になります。勘や行き当たりばったりではない、正確なデータに基づいた経営計画をご希望される企業の皆様、是非、グローバルジャパンと一緒にチャレンジしてみませんか?