Insight Global活用事例:海外子会社の見える化で、徹底した内部統制を実現

ケース概要

今回のケースのクライアント様は、中国やアフリカなど、5カ所に海外拠点を持つ空調機器メーカーです。1990年代より、積極的に海外現地法人を立ち上げてきましたが、本社のガバナンスの効き具合が、各拠点によって違うという問題が浮上しました。

この会社が最初に立ち上げた中国支社は、既に組織として成熟し、本社からの駐在員もいます。時差もほとんどないので、コミュニケーションが取りやすく、本社の指示がきちんと守られていました。
一方、一番新しいアフリカ支店は、本社からの駐在員がいません。また、大らかな国民性もあってか、収支管理や会計処理など本社の指示通りにできておらず、資金管理上の問題がありました。
そこで、改めてグループ全体の調査した所、拠点によって、本社の社内統制度合いに差ができてしまっている事が判明しました。
この会社は、欧米にも新たな海外子会社の立ち上げを検討しており、この問題を放置したまま海外展開を拡大する事は大きなリスクになると考え、ITの力で業務改善していく決心をされたのでした。

Insight Global導入と成果

●徹底した資金管理
Insight Global導入により、会社の全データを一元管理し、見える化が実現。各拠点の売上はもちろん、関係会社間の債権債務や借入金の状況、全ての銀行口座の情報をリアルタイムで確認できるようになりました。

●各国の言語や税制システム、為替にも対応
これまでは翻訳作業や、為替の変動による追加資料の作成など、海外対応作業に追われていました。しかし、Insight Globalでは、言語変換や為替変動への対応が全て自動化されているため、作業効率が飛躍的に向上しました。経営陣も、リアルタイムでグループ全体の現状把握ができるため、迅速な経営判断が可能になりました。

●抜群のコストパフォーマンス
当初、この会社は大型ERP導入も考えていましたが、1拠点あたり500万円という見積もりが出たため、導入を見送っていました。しかし、Insight Globalは大型ERPのエッセンはありながらも、価格がリーズナブルなため、無理のなく導入することができました。
既存のシステムをそのまま利用: この会社の各子会社が利用する会計ソフトは、中国は「用友」、インドは「Tally」と、違った物を使用していますが、Insight Globalは、それら既存のシステムのままOK。使用している会計ソフトから、クラウドでデータを自動で吸い上げるだけで「経営数字の見える化」が可能になります。

●専門家による手厚いサポート
弊社には、ITエンジニアとMBAホルダーである公認会計士がおり、システムはもちろん、会社経営に関する課題を包括的にサポート致します。中には、「システム納入して終わり!」という開発会社もありますが、グローバルジャパンは、導入前だけでなく、導入後もお客様に寄り添って参ります。
今回のプロジェクトを例に挙げてみますと、まず、弊社スタッフが、本社と海外子会社の間に立ち、システムについて丁寧にご説明し、不安や疑問を取り除くことから始めました。
次のステップでは、実際にInsight Globalを使用しながら研修を行い、操作や経営数字の見方のコツをお教えしました。更には、経営陣向けに、業務改善や財務など、経営に関わる専門的なアドバイスも継続的にさせていただいております。
グローバルジャパンは、中小企業の良き伴走者として、末長いサポートをお約束させていただきます!