日本企業の収益性の低さは、Insight Globalで解決!

「日本企業は生産性・収益性が低い」と指摘されるようになって久しく、公益財団法人 日本生産性本部の「労働生産性の国際比較 2021」によると、日本の国民1人当たりのGDPは2000年代後半になるとOECD平均を少しずつ下回っており、2020年はOECD加盟38カ国中23位となっています。

出典:公益財団法人 日本生産性本部「労働生産性の国際比較 2021」https://www.jpc-net.jp/research/assets/pdf/report_2021.pdf

また、企業の売上高においても、その成長性・収益性の低さが顕著になっています。
通商白書2015の報告では、『日系企業は多角的な企業の売上高の成長性、収益性がともに低い(売上高年平均成長率2.9%、売上高営業利益率5.1%)。
 米系企業は成長性の違いはほとんど見られないが、多角的な企業の営業利益が伸びており、収益性を高めている(売上高営業利益率13.3%)。
 欧州系企業は専業的な企業が売上高を伸ばしており(売上高年平均成長率5.0%)、収益性も高い(売上高営業利益率12.1%)。
 アジア系企業は専業的な企業における売上高の成長性が極めて高い一方(売上高年平均成長率14.6%)、収益性は多角的な企業が上回っている(売上高営業利益率8.9%)』
と指摘され、日本企業が世界で勝ち抜いていくため、いかに生産性と収益性を高めていくかが喫緊の課題となっています。
出典:
通商白書2015:https://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2015/2015honbun/i2130000.html

日本企業の生産性・収益性が低い原因は?

それでは、日本企業の生産性・収益性が低い原因はどこにあるのでしょうか?

●原因1. 日本特有の労働文化が、生産性・収益性向上の妨げになっている
まず挙げられるのが、日本特有の労働文化です。日本の労働文化は、海外ビジネスパーソンから「Japan Way」と表現されますが、これは決してポジティブな意味とは限りません。
日本人の働きぶりは丁寧と評価される一方で、時に非生産的と映る事があるのです。下記は、その一例ですが、日本人にとってはよくある事ではないでしょうか?

・書類が多い:日本では些細な事でも文書化するため、資料作成やその印刷に時間を取られ、労働時間が長くなりがちです。海外では、例えばちょっとしたリサーチ結果なら口頭での報告で済む場合が多々あります。
・プロジェクトの計画を綿密に立てる。:日本では、プロジェクトを実行する前に、綿密に計画を立てる傾向にあります。勿論、欧米でもプロジェクト開始前にプランは立てますが、日本ほど細かくは無く、プロジェクトの過程で問題や修正があれば、その都度柔軟に対応していく事が一般的です。日本のやり方は、納期やプロジェクト管理面では優れている一方、大幅な変更がしにくくなります。せっかく良いアイディアが生まれても、プロジェクトに落とし込めず、収益性のあるイノベーションに結びつかない場合があります。
・上司や同僚が会社にいるうちは帰れない:これも、日本で就業経験のある海外人材からよく聞く不満点です。生産性をあげるには、十分な休養が不可欠である事は自明です。明確な目的も無く、ただ他人の目を気にして社内に残る状況は、海外から見ると不思議なようです。

●原因2 IT化の遅れ
次に挙げられる原因がIT化の遅れです。未だにハンコ・FAXを使用した紙ベースでの作業を基本としていたり、対面でのコミュニケーションにこだわったりする企業も多く、パンデミック下でもリモートワークできなかったという話は何度も耳にしました。特に中小企業などは、資金面からIT人材の雇用やDX導入が難しく、業務プロセスが非効率な旧態依然のままという場合が散見しています。

解決策 Insight GlobalのFP&A的視点で生産性を高めよう!

このように様々な課題がある日本企業ですが、「少しでも現状を打破したい!中小企業をITの力でサポートしたい!」という思いで開発した業務改善ツールが、Insight Globalです。
Insight Globalは、マイクロソフトのPower BIをベースにしており、企業のあらゆる経営数字を見える化し、業務改善につなげる事が可能です。
では、具体的に、Insight Global導入にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

1.企業の全データを一元管理・共有
社内に蓄積されたビッグデータを「いつでも、どこでも、誰でも」確認する事が可能です。

2.優れたAI分析機能
分析されたデータを元に、具体的な収益性に繋がるKPIを設定。PDCAサイクルの中で生産性・収益性を上げる事ができる。

3. 社員のモチベーションがアップ
KPI設定により目標が明確化し、チームが同じ目的・意識の元で課題に取り組む事ができます。また、チーム内でのコミュニケーションの活性化も期待できます。

4. Insight GlobalがFP&Aの業務を担ってくれる
本来は、グローバル企業の様に、各部門にFP&Aのような業務管理と財務分析のスペシャリストを配備する事が理想的です。しかし、その様な高スキル人材の雇用は、中小企業にとっては困難でしょう。しかし、Insight Globalでは、Cloudで吸い上げたデータを自動でAIが分析。それらをグラフや表など分かりやすい形で表現してくれるため、FP&Aが担う業務管理と財務分析の一部を担ってくれます。また、Insight Globalを使い続ける中で、スタッフがFP&A的視点とスキルも身に付いていくことが期待されます。

5.専門家による、経営とシステム運用のサポート
グローバルジャパンの全スタッフは、ビジネスとITのプロとして、海外で多くの経験を積んで参りました。「ITやDX、FP&Aなんて無縁!」とご心配の企業様に、丁寧に寄り添いサポートを致します。システムの使い方は勿論、経営数字の見方、経営課題の掘り起こし、海外子会社運営、働き方改革、Japan Wayから脱出したい…など、どんなお困りごとにも誠意を持って取り組ませていただきます!
皆様の「なりたい未来」を、是非グローバルジャパンと一緒に創ってみませんか?